top of page
検索

「においの世界へようこそ!」 ⑫ Hearom 開発秘話


今日7/30から8/1、国際発酵・醸造食品産業展。業界の皆様にレボーンのサービスを知っていただくために、レボーンも出展しました!


写真は、Revorn ブース。 ご来場&ご訪問いただいた皆様、ありがとうございました!


―――



毎回、展示会の対応は社員総出。会社の留守番組は、遠隔での展示会サポートで、いつもと違った時間を過ごしています。そんな中、九州支社から出張で上京してきたソフト開発担当の斎木さんが会社エントランスの棚付近で何やらごそごそ。





その製品?らしきものは何?



「 これはHearomの1世代前の製品。そしてこっちが、2世代前。」


 


うぉお。何やら超レアなレボーン製の初期、第2世代のにおい再現デバイスではないですか。こんなところに置いてあったとは!




 ーーーー


それでは、まず、皆さんには、現在のにおい再現デバイス Hearomの説明から。




におい再現デバイス Hearomとは、レボーンが開発したにおいデータクラウド「iinioi®cloud」に搭載されているAIモデルと連動し、ニーズにあった香料を噴霧するディフーザーです。


ワード選択調香AIや画像調香AI、開発中の脱臭・消臭AIで作成した香りとAI制御されたこのHearomを組み合わせることで、ニーズに合わせた適切な香りを適切なタイミングで噴霧することが可能です。



 

もう少し詳しく説明・・・


Hearomの語源は、 「聞香=香りを聞く


レボーンのにおいのサービスの全体像は、大まかにいうと

 「においのインプット」→「AIで分析/評価/課題に対するソリューション提案」→(必要あれば)「においのアウトプット」

で構成されています。



この「においのインプット」の部分を Obre、 「においのアウトプット」の部分を Hearom と呼んでいます。




現在のHearomは2023年11月から提供を開始。本体には最大8種類の香料を充填。6万通り以上の調香パターンを楽しむことができます。


実は、さまざまな場面や状況に合わせて、どんな香りにでも対応ができるようレボーンでは78種類の香りを用意しています。78種類の香料は1種類100段階で強度を調節出来て、それを8つ組み合わせてにおいを出すと、理論上は3.114x10の23乗の組み合わせになります。実際はAIがバランスをとるのでそれほど組み合わせのバリエーションは増えないとは思うのですが…理論上はそれだけ出せるということになります。




その中から8種類の香りを組み合わせて香りを表現。


どんな香りでも最大8種類の香りの組み合わせで表現できてしまう。それは本当にすごい事。


「ハスキー先生を含めたレボーンのにおいの専門家」

 × 

「アルゴリズムのたくさんの工夫で課題解決しているAI開発者」


で生まれた最強の知見です。



ーーーーー


こんなレボーンのにおい再現デバイスの開発は2019年から始まっています。




これが初期のディフーザー。

16種類の香料の搭載が可能。現行タイプと同様、複数の香りを同時に噴霧可能で最大50万種類の香りを表現できるものでした。


ただ、大きさは、直径30センチとちょっと大きめ。

16種類の香料を同時に搭載することでの使用性に対し、その使用性の改善や小型化が課題となっていました。

 



そして、2代目がこれ。


 

(大きく見えるけど・・・写真の撮り方が下手(-_-;)) 幅20cmとだいぶ小型になりました。


この製品は、パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社の「くらしインフラ」の変革を通じて「いい今日と、いい未来」を創ることを目指したスタートアップとの共創プログラム「Panasonic Accelerator by Electric Works Company」に選出され、作成したもの。



 



横にあるPanasonicのモニターに映し出される映像に合ったにおいを噴霧するディフーザーです。


現在の画像調香AIの初期技術が導入されました。

搭載する香料も8種類。どんな香りでも最大8種類の香りの組み合わせで表現する。

こちらも現在のHearomの技術の導入です。




そして、現在のにおい再現デバイス Hearom。

 


形が大きく変更されています。


この形、ただ、デザイン的な進化だけではありません。ディフューザーの初期型、第二世代からの大きな進化は“ニーズに合わせた適切な香りを適切なタイミングで噴霧”の進化です。


これまでのディフューザーは、香料噴霧ポートが本体の内側に設置されていたため、16ポート/8ポートから噴霧される香りが本体の中で混合され外に排出されていました。


が、ここに課題があって、香りを切り替える際に、どうしても香りが本体の香りの経路に残ってしまう。これを発想の転換で劇的に改善したのがHearom。


見てお分かりのように、Hearomでは香料噴霧ポートが外側に配置されています。


8つの香料噴霧ポートから噴霧される香りは、本体の外で混ざり合い、ニーズにあった香りになる。

なので、本体内に香りが残ることもない。



コンパクトかつ合理性を備えたHearomのデザインはメカニカルエンジニアが担当しています。

まさに、Hearomの語源「聞香=香りを聞く」にふさわしいフォルム。



UI/UXデザイナーとしても優秀な人財がいてこそのHearomの誕生です!!

 


――――



今日は、思いがけない出会い?でHearomの誕生までをご紹介しました。


となると、ワード選択調香AIや画像調香AIについてももう少し詳しく知りたく・・・とは思いますが、それは別のストーリーで!



こんな新しいにおいのサービスを提供しているレボーンと人財に少し興味がわいたあなた。。。

ぜひこちらも!

REVORN 採用特設サイト https://www.recruit.revorn.co.jp/





Comentários


bottom of page